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リレー小説TLについて
その名の通り、リレー小説をつくるTLです
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スレ主
「おい爺」
背後から呼びかけられたおじいさんは、心臓が口から飛び出るほど驚きました
振り返ると、角の生えた異形の者が腕組をして見下ろしています
「お、お前どうして…!」
「まったく、お前の女房をどうにかしろ。危うく俺様の左手が焼かれるところだったではないか」
「は、はい?」
おじいさんにはなんの事だか皆目見当もつかないので、変な声が出てしまいました
異形の者は、おじいさんの首根っこをつまみ、
「まったく夫婦揃って恩を仇で返すような真似をする。いいか、いつかお前らを喰らってやるから肝に銘じておけ!」
ポイッとその場におじいさんを投げ捨てました
「ヒィィィ!! ば、ばあさんや〜」
おじいさんは一目散に我が家にかけていきました
「…おい」
異形の者の低い声に木の木陰からびくりと姿を現したのは、昼間の山賊でした
「え、あの…」
「いいか、俺様を差し置いて爺と婆に手を出したら、貴様を八つ裂きにしてくれるわ!! 分かったらさっさと消え失せろ!!」
「命だけはお助けをーーー!!!」
そう叫びながら、山賊は脱兎のごとく森の中へと消えていきました
「……大事な俺の獲物だからな。ありがたく思うがいいぞ」
なんやかんや言っても、異形の者はおじいさんとおばあさんが好きなのでした
「ばばばばあさんやっ、たたたただいまっ」
さて、這う這うの体で我が家と帰ったおじいさんでしたが、どうも家の様子がおかしいのです