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本当にあった怖い名無しについて
ドリルヘア
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スレ主
18時。
世間じゃただの“夕方”って呼ばれてる時間。
でも俺にとっては違う。
この瞬間だけ、世界は一度息を止めるんだよ。
昼でも夜でもなくて、全部が宙ぶらりんになる“狭間”の時間。
街のざわめきがスローモーションみたいに聞こえて、校舎の影がじわじわと伸びてくる。
まるで俺の足首掴んで、「戻ってくんなよ」って言ってるみてぇだ。
クラスの連中は帰り道で騒いでた。
今日のTVの話?流行のスニーカー?
俺はその全部を背中で聞き流しながら、一人で夕闇の階段を降りた。
そのときだ。空の色が急に変わった。
青から黒へでも、赤から紫へでもない。
“名前のない色”に染まったんだよ。
あぁ、まただな。
世界が俺だけに何か仕掛けてくる、
あの感じ。
帰り道の街灯がひとつ、ふっと点いた。
それが合図だったみてぇだ。
あの瞬間、胸の奥で薄く眠ってた“何か”が目を開けた。
だから――書いておく。
「世界はひとつまばたきをした。
その意味を知ってるのは、たぶん俺だけだ。」
義務教育は明日も続く。
でも、夕闇は毎日違う顔をしてる。
そして今日の18時は、
“何かが始まる音”が、確かにした。
――また夜が来る。
闇のページは、まだ余白だらけだ。